塚原卜伝 と薙刀


 
 
 
 
 
 
 
 上の写真はインターネットから借用
E-Silver各位

                    平山です。

 先程NHKの塚原卜伝を、VIDEO再生で見ました。
 今週は両端に刃が有る異形の異人の薙刀使いとの決闘でした。

 卜伝 は義経、武蔵、堀部ヤスベエ、荒木又衛門と並んで少私が年時代のスターでした。

 私は小学校の5年から6年に掛け、1年ほど剣道を習いました。3分六の4つ割の竹刀を使っていました。
 私は諏訪山小学校でしたが、隣の山手小学校の校長先生が剣道家で、剣道部を作り隣の諏訪山に声を掛けてくれたのです。私ともう1人の2人だけ、それに入り、隣の小学校に通いました。

 其の時、1度だけですが記念武道大会が開かれました。
 剣道の流派は問わず、槍、薙刀に加え、鎖鎌の演舞も有りました。

 そして、何と、剣道同士、薙刀同士の試合だけでなく、剣道と薙刀の試合も3試合くらい組まれました。
 剣道は4段、5段の剣道の範士、錬士です。
 薙刀は相手の脚部、向こう脛を狙いますから、剣士もすねには防具を付けていました。

 試合は剣道のぼろ負けでした。私達少年剣士はがっかりでした。女の人の方が無茶苦茶強いのです。
 薙刀はてこの原理を使い、両手で扱きながら、しゅっしゅと振りと突きが混じって飛び出してきます。
 どこからどう考えても剣道の勝ちは微塵も有りませんでした。竹刀が相手の1m位前で動いている時に、足をぼこっと打ち払われてしまうのです。
 野外で1対1の仕合であれば、刀より薙刀、槍の方が圧倒的に強いのです。

 それに鎖鎌と剣道(真剣)との型の演舞もありました。流石に試合では有り
ません。
 鎖は精々1m50程度。漫画や映画の様に頭の上でぐるぐる回したりはしません。打ち込んできた大刀を絡めとり、飛ばしてしまいます。
 頭の上でぶんぶん回していたりしたら、其の隙に突き一発で負けるのは火を見るより明らかです。

 TVの卜伝 の両端に刃が付いた薙刀。アレでは扱いているうちに自分の手がなくなってしまうのではないでしょうか?

 私が6年生になった年、諏訪山/山手両校の校長先生共、生田区選出の市会議員に成りました。両先生とも大した力の有る校長先生でした。


 

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