オンラインミーティング「私の冬休み」
私は冬休みを２月と決めています。夏休みは８月です。仕事もしていないのに、冬休みも夏休みもあるものか、と言う人もおりますが、年をとると、寒い時と暑い時にはやはり、あまりじたばたせずに、家でゆっくりするのが良い事だと思っています。「e-silver西宮」も２月はオフラインミーティングは休みとなりますが、私が入っています「英会話サークル」も２月の会合は全て休みます。ところが、今年の２月、英会話サークルの先生をお願いしている Mr Tony Talaie から, メールで神戸の「原田の森ギャラリー」での Artistic English Presentaon by KDU に来ないか？という連絡がありました。KDUとは神戸芸術工科大学のことです。２月７日、誰がどんなプレゼンテーションをするのかよく分からないまま、私は神戸王子動物園や神戸文学館の近くにある「原田の森ギャラリー」に出かけました。「冬休み」にもかかわらず、英会話サークルから私を含めて９人の方が参加していました。

原田の森ギャラリー
英語でプレゼンテーションをするのは４人のKDU大学を卒業して大学院にいる人たちです。それぞれが、別々のテーマで30分位づつ、PCの画像や文字をスクリーンに映して説明します。最初にKDUデザイン学科の川北建雄大学院教授から大学の説明があり、Tony先生からはオーストラリアのシドニー大学、ウォロンコン大学の博士取得、大阪大学元教授、大阪市立大学客員講師という自己紹介があり、本日はプレゼンテーシヨンのアドバイザーで、「皆さんで演者に圧力をかけて欲しい」との依頼がありました。どうやら大学の英語プレゼンレッスンのの中に入り込んでしまったようでした。

Tony先生、大学の先生たちと４人のプレゼンテーターたち
①イヌマ・カズマさん　男性 Landscape Designをテーマに、ドイツに渡り、土地の風景の芸術について、ドイツの人達とブレンストーミングをして、土地を掘ってみることをきっかけとして、将来の土地の景観に対する共同の戦略をたてた。ということを英語で語っていましたが、なんの目的でそんなことをしたか？など、よくわかりませんでした。的確に質問を英語ですることはなかなか出来ず。少しストレスが溜まりました。

イヌマさんのプレゼン
②ユキヒラ・サイさん　女性球体関節人形を作ることは楽しい活動だ！　というテーマでのプレゼン。この人形の歴史、どうして作るか、なぜ私は作るのか、について説明がありました。人形はウソをつかない。死なない。最高の友人だとの話が印象に残りました。制作費用は一体あたり１万円、部品数は１８とのこと何体くらい作ったかの質問には、２０体以上という答えでした。英会話サークルのメンバーも英語で質問や発言をしていました。頼もしいことだと思いました。

ユキヒラさんのプレゼン
③マツモト・サヤカさん　女性日本料理「一汁三菜」のヘルシーな食事のなかにファッションをもたらそうというプレゼンでした。ヘルシーな食事はフアショナブルな食事であり、フアショナブルな食事はヘルシーであり、人生の品質を実現すると主張する。健康は美であり、美は健康である。今や、ヘルシーな食事の中に、フアッションを見出そうというものでした。私は食事がファショナブルとはどういうことか？　質問したいと思いましたが、上手く英語の質問が出てきませんので、黙っていてまた、少しストレスが溜まりました。

フアッショナブルな食事？
⑥クラウン（ピエロ）男私をご覧なさい。短い足、短い手、大きな顔、不格好な形、しかし、クラウンとして成功しているのです。なぜクラウンなの、人たちを笑わすことが好きだからです。私は子供たちのためのワークショプを（特にハンデキャップのある子供のために）作り続けようと思っています。私は子供のための活動をしています。私の夢は宮城県でのような自然災害にどこでもいつでも参加したいことです。と、語っていました。英会話サークルメンバーの質問、「人を笑わせることは良薬、しかし一人では限界があり、将来どこかの組織、たとえばサーカスとかに入るのか？」に対して答えは「Yes]でした。

帽子を放り上げてパフォーマンスをするクラウン
「英語でプレゼンテーションをする」ということは、本当にこれからの日本人にとって大切な能力になる」と私は思います。４人とも懸命にプレゼンをしてましたので大変好ましく思いました。私の学生の頃はこんなのはなかったなあと思います。帰って、さあ！　休日をゆっくりしようと思っていましたら、またTony先生からのメールが来ました。「日本語でもよろしいから、KDUのこのプレレゼンテーションのレポートを書いてください」　えっ！「十分に聞き取れていない英語のプレゼンを日本語で書くのも大変だ！」なかなか、ゆっくりさせてくれない、２月の私の休日でした。