阪神西宮エビスタの駐車場屋上での日食観測


皆さんが集まる中、阪神西宮エビスタの駐車場屋上P2での部分日食観測は始まりました。
日食開始は午前9時46分ですから、9時30分集合でした。最初は2人でしたが日食終了は12時25分の時点では5名、その間の一部立ち寄りも含めギャラリー6名で、
あっ出た、出ない、見えた、隠れた、見えない、日食メガネどこ?ディジカメでとってもよいの?今だ!それ!先生(これ私の事で、なぜか師匠と呼ばれています。)のスクリーンには映っていないの?・・・・・・・・・・・・・
の連続で最大食となる11時5分には一時的に好転しましたが太陽が隠れてしまう程の厚い雲から太陽が見隠れする状況の下では大変難しい観測となりました。

まず太陽による影が出ないのですから、せっかく作った観測器?の太陽への方向が定まりません。まさか直に覗き込むことは危険でできませんから、では奥の手とばかり、望遠鏡の接眼レンズに装着する太陽眼視グラスをつけると今度は真っ暗で見えないのです。同じことが日食メガネについてもいえます。太陽による影が出ないと日食メガネも役にたちません。

しからば、太陽が適度に雲のフィルターによって減光された瞬間をねらってディジカメで写真を撮ることになってしまいました。しかしディジカメにしてもあの太陽の強烈な光の被写体が瞬間で変わっていくのですから、対応しきれませんのでうまく撮れているのは数えるほどしかありませんでした。

苦心して作ったおもちゃみたいな観測器?に映った太陽の写真を添付しますのでご笑覧ください。

反省として揚げられるのは、「太陽は影を作ってくれる」と信じていたことと「それ以外は全く太陽が見えない雨」のゼロか一の事しか考えていなかった事です。
多分姫路のご友人は「赤道儀」=天体追尾装置を使って、太陽を捉えていたと思います。ですから太陽が雲で見えなくなってもちゃんと太陽を捕捉していますから、対物レンズにフィルターをつけるか、接眼レンズに望遠鏡用サングラスをつけて撮影すればお見せいただいた画像が取れると思います。
私も赤道儀が欲しいのですが、大変高価なこととベランダから北極星が見えないので躊躇しています。
皆さん26年後でXX歳ですのでとあきらめていらっしゃいますが、
来年早々にも部分日食は見られます。


2035年までに日本で見られる日食
http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/future/kongo_near.html
 
金環食(金環日食)の解説 2012年5月21日
http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/2012kinkan/menu.html

という事なのであきらめるのは早すぎますよ



日食観測 簡易観測器製作の記


日食グラスだけでは普通の人と同じで面白くないし、出来るなら、写真も撮りたいし。
しかし、重いものを担ぐのは昔から苦手で、この年になってはその傾向は顕著ゆえ、軽いものにしたい。

窮すれば通ずで、昔の昔の望遠鏡のファインダーを利用することにしました。そして昔、中学生の頃やったように太陽を投影する方法です。
いでたちはカメラ用三脚の上に双眼鏡用のスタンドを立て、ファインダーをバインダーで固定します。ファインダーの接眼レンズでは太陽の像が小さすぎますので、望遠鏡の焦点距離10mmの接眼レンズを使いました。

この接眼レンズをいかに取り付けるかですが、今津のコウナンプロへ行って色々のアイデアを思い浮かべながら、使えそうな部品を買ってきまして、やっとアイデアが固まり、取り付けました。

これに銀色に輝く水道パイプをカメラ用三脚の根元にかませて、その先には兵庫医大図書館で見つけた直交型の紙バサミを取り付けています。これにスクリーンを取り付けます。

仮のテストをしましたがまあまあではないかと思っていましたが曇天の時はどうするかに知恵が廻らなかった為、期待した結果は得られませんでした。

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