トヨタ クラウン
 杉田です

皆様へ
先日シルバーの自動車運転就業の適性判定のため 明石の自動車免許試験場へ行ったとき 実技試験コースを見て免許取得の頃を思い出しました

時は 昭和34年(1959年)です 自動車の免許を取りに行きました
兵庫県警の自動車運転免許試験場は阪急岡本駅の南方1キロ程にあり 商船大学(今神戸大)が近くだったと
駅から試験場まで途中から未舗装 土のままの道路で周囲は畑が沢山歩行中に海が見えていたと思います

午前中は学科試験です 昼食までに合否発表
受かった人のみ午後 引き続き実技試験 各人別にコースNOを知らされる

当時の自動車の免許の種類は?
(大型自動車):特殊車両を除き どの種類の自動車にも乗れる
(普通自動車):大型乗用車…3ナンバー大型乗用車も運転できる
(小型自動車):1500CC未満の自動車
(三輪自動車):三輪車両
(2輪車):ピジョンなどのスクーターやスバル360など軽4自動車に乗れる

キャデラックやリンカーンを運転してみたかったので 普通自動車免許を選択し受験しました
(リンカーンにはハワイでレンタルし運転しました)

実技の車両はフォード又はシボレーの米大型乗用車です
(米車でも大衆車にノークラは無く 3段のハンドルチェンジ車でした)
まず1次試験
2段のクランクをバックで進み後進のまま車庫スペースに停める
これは兵庫県警独自のむつかしさ
(大阪は易しいので寄留して大阪で受験する人もいました)
この時点で受験者の50%ぐらいは時間オーバーや脱輪でふるい落とされる
(再受験してくださいです)
何とか 本番の2次試験へ
今度は4通りぐらいのコースの中から1つを指定されるので 中々宙で覚えにくい しかも ちょっとでも間違うと即 試験車から降ろされて 再受験です

夜の服部緑地公園内の真っ暗な道路で 無免許なのに公路上練習をしたおかげか一発で合格し 普通自動車免許をもらいました



取得総費用は受験料と免許交付料だけでしたから1000円ぐらいでした
(当時から 西宮北口と服部に阪急自動車学校があり学費が2万円ほどでした)

次は当時の乗用車事情を書いてみます


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