「なんだ、唯の稲刈りじゃないか」といわないで下さい。この画像は我が、シルバーセンター前の阪神バス東回りバス停のところにある、今や西宮市内では数少ない、田んぼであります。毎年五月の末頃、広田神社の御田植え祭りが行われる御田です。センター入会以来、通所のためバスを利用する私はバスを待つ間、四季折々の田んぼ眺めて過ごします。今年も田植えの後、オタマジャクシや源五郎が泳いでいるのが、見られました。猛暑の夏が過ぎ、稲刈りの時期となり、今年も豊作のようです。
「刈田」の句
そして、今年は珍しい光景を見ることが出来ました。普通稲刈りがすんだ田んぼは索漠として、寂しさを感じるものですが、俳句で「刈田」といえば秋の季語、色で言えば「茶」、「黄色」のイメージですが、それがご覧の通り青々していきいきしているのです。「青々」と夏のイメージで「刈田」を詠むなんて、俳句の神様に叱られますが、真の姿を写生するのが俳句でもありますので、一句献上します。