北海道トレッキング紀行(3)
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ペンションの朝食時間は、七時半である。まだ二時間ほどあることから白金温泉近くの望岳台までドライブをする。美瑛駅から直線の道が伸びており、間違うことはない。
黄金色に輝く麦畑が続き、すばらしい景色である。さらに車を進めると、地平線まで牧草が広がる場所に出る。この中に、牛乳工場らしき建物があり、ここから牛乳が出荷されるのだろうか。牛がいないので、牛を見たいと思っていたら、さらに少し進んだところに、美味しそうに草を食べている沢山の乳牛に出くわす。このような広い牧場で、朝露に濡れた草はさぞ美味しいだろう。
牛乳の美味しさは、ストレスがかかっていない牛からのものが一番とか、北海道のような広い牧場で育てられれば、ストレスなしは間違いなしである。
驚いたことに、一頭の牛が、我々に挨拶したいのか、道の真ん中まで出てきた。よく顔を見ると、なかなかいい顔をしている。
さらに進むと北海道独特の景色である、牧草を機械で刈取り、ロール状したものが目に入ってきた。
十勝岳、富良野岳、美瑛岳などの山並みが身近に見えて来た。まもなく望岳台に到着する。
パーキングにはすでに何台もの車が駐車されているが、そのなかには、キャンピングカーも多い。キャンピングカーであれば、宿の予約の必要もなく、気に入った場所で、宿泊できる。
ここは、十勝岳への登山口でもあり、登山客は登山の準備をしている。もう少し若ければ、この登山客と同じように、登山するのであるが、もう体力的に無理であり、十勝岳の裾野をトレッキングする程度となってしまい。寂しさを感じる。
朝食に間に合うように、そろそろペンションへ引返す。
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![]() 美瑛の麦畑 ![]() |
![]() 遠くに見える牛乳工場 |
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![]() ロール状に巻いた牧草 |
![]() 十勝岳 |
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北海道トレッキング紀行(4)
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美瑛はウオークするコースが多く、パロラマロードコース、パッチワークの路コース、リフレッシュラインコース(白樺街道)などがある。
先ず目指すのは、パロラマロードコースである。三愛の丘(展望公園)に車を止めて、いざ出発。
路は、ほとんどが舗装されているので、ウオークするにはおもしろくない。方向を決めて、甜菜畑(砂糖ダイコン)が広がるあぜ道を歩く。朝のウオークは気持ちがよい。
誰一人いないところを歩くのであるからなおさらである。
さらに進むと、小麦畑も広がる。吹く風も気持ちがよく、広がる麦は海原のように波うって、美しい。これを写真に撮っても、ただ麦畑の一部が白くなるだけで、感動は伝わらない。残念。
麦で思い出すのは、子供のとき、麦踏みをやらされた経験があるが、なぜ伸びようとしている麦をあえて踏むのかも判らず、楽しく麦畑を走り回った。少し大きくなってから麦踏は寒い冬に耐えるための知恵であることを知る。
さらに進むと丘に出る、短く刈られた丘は、緑のじゅうたんのようで、大の字に寝転ぶと気持ちがさぞ良いことだろう。この丘には北海道独特のタンポポが咲いている。遠くから見ると、実に美しい。
この近くには写真家、前田真三氏が町内の廃校となった跡地を利用したフォトギャラリーがある。一般に公開していることから、寄って写真を見せてもらう。
美しい北海道の写真が展示されている。私のようにトレッキングしながらの写真撮影では、なかなか感動する写真は撮れないと、独り言が出てしまう。
ここからは、同じ道ではないが、ユーターンである。
帰りも黄金に輝く麦畑を横切ってのウオークで、この黄金色を見るとなぜか心が落ち着く。
車を止めていた三愛の丘には、我々より少し若い女性二人が、白樺の木陰で折り畳み椅子に座ってのんびりと広がる風景を眺めていた。あまりにも気持ちよさそうなので、声を掛けると札幌から来たとか、綺麗な風景をいつまでも眺めているのもいいものですよと、
慌しく動いている我々に言った。のんびり旅を楽しむのも一つの方法であることを実感し、うらやましくも思える。
次はパッチワークロードへ出発する。
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![]() 甜菜畑 ![]() 遠くに美瑛の町 ![]() 風になびく麦畑 |
![]() 風にたなびく麦畑 |
![]() 丘に咲くたんぽぽ |
![]() 麦畑 |
![]() あぜ道を歩く |
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![]() 三愛の丘 |