宮脇さん労作のイドマップ
 120 円の旅コース&絶景ポイントのご紹介
 

3.2 旅のはじまり 思いつきから最終計画まで
        旅のことを知ってから出発するまでのエピソードを拾い集めてみました。

資料1 多喜晴代さんから宮脇さんへ返信メール
                                    2004/9/21

    この楽しい旅のことを知ったのは、2004 年9 月の多喜晴代さんが宮脇さんに宛て
    たメールでした。その一部を引用させていただきます。

   晴代です。
     他の方がお答えに成るかも知れませんが・・・
     仰るとおりのものです。
     JR一区分(120円)の切符を買って、出来るだけ遠くまで行って
     帰って来るのです。同じ所は通れない。
     出来るだけ近くまで帰って来る。
     (多分福島までだったのではないかしら?)
     発端は、宙平さんが、お友達と練りに練った計画を立て、
     楽しんでいらして、それを、エッセイに書かれました。
     それを読んで、清水さんが、是非行きたい、と言うことで、
     初めは、別のコースを色々と考えてみたのですが、
     上手く繋がらず、宙平さんの行かれたコースと同じコースを
     取ったと思います。・・・・・」

     楽しそうではありませんか
     晴代さんの名筆のせいか知らん。3 割がた割り引いても面白そう。いよいよ行ってみ
     たくなって大判の時刻表を仕入れて来ました。
     さらにメールは続きます。

     私は参加していませんが、すぐ人数が集まり、ご覧の写真の
     ように楽しい会になったと思います。
     長くなりますが、宙平さんのエッセイ転載します。

     JR・一二〇円の旅
     JR・一二〇円の旅は、大阪駅の自動券売機で、硬貨を入れて
     最低金額の一二〇円切符を買うことから、始まる。
     「え! そんな旅行ができるの?」
     ついこの前の三月二七日、思わず私が呟いたのは、シルバー人
     材センター仲間の伊東さんからのメールを読んだ時だった。それ
     によると、一二〇円の切符のまま大阪から琵琶湖の西を進み、東
     へ周りこみ、更に草津線で三重県を通り、奈良へ出て、大阪駅の
     一つ手前の駅まで帰って来るというものである。その後、幹事役
     の酒井さんからのメールで決行日は四月十一日、私を入れてシル
     バー仲間九名の参加が決まった。

     大阪午前十時十五分発、湖西線近江今津行快速列車は、遠足気
     分の九名の気持ちを乗せて、新緑の比良の山麓と、さ霧にけむる
     湖の間を進んだ。西大津を過ぎてから車両内はすっかり空いて、
     私達の借り切り車両のようになっていた。ワンカップ酒にゆで卵
     が出て、前日勝った阪神タイガースの話で全員上機嫌、大いに座
     が盛り上がった。あっという間に近江今津についた。ここで、一
     〇分待ち後の十一時四二分、敦賀行きの列車に乗ると、車掌の検
     札があつた。大きな顔で「一二〇円旅行ですねん」と切符を見せ
     ると、「どうぞお楽しみ下さい」とニコニコ顔。私は内心ホッと
     した。

     一二時ちょうどに近江塩津についた。ここは北陸本線との分岐
     点にある駅で、JRのいう「大阪大都市近郊区間」ぎりぎりの北
     東の駅にあたる。ここから一駅でも、敦賀の方に行くと区間特例
     が無くなり、一二〇円切符では行けなくなる。この区間特例は決
     められた区間内であれば、重複しない限り自由に乗車経路を取れ
     るが、途中下車は出来ない。東京と大阪と福岡の近郊のみに設け
     られている特例で、その範囲は時刻表末尾の営業案内「運賃計算
     特例」に詳しく載っている。

     この特例を利用して私達のほかにも旅行を試みる人が多いのか、
     降りた人はほとんど、待合室に集まり、今度は琵琶湖東岸を行く、
     一二時三四分発の長浜行き列車を待つ。駅舎の横の桜の木が未だ
     盛りの花をつけて、私達の旅行を精一杯祝福してくれていた。こ
     こは冬であれば、雪深いところ、この特例で雪見に来る人もいる
     という。

     長浜へ向かう列車に乗り、しばらくすると右側の車窓から、余
     呉の湖が見えた。誰もいない湖岸の桜が、絵に描いた風景のよう
     に花を散らせている。一二時五九分長浜に着いた。長浜発姫路行
     き快速まで一三分の待ち合わせ。ここで食料やビールを仕入れて、
     この快速列車で草津に向かう。車内が空いているうちに、
     皆なで食事。一三時五八分に草津に着く。一四時二二分発、草津
     線の柘植行きに乗り込む。

     この列車では、近江塩津の待合室で一緒だった中年女性八人の
     グループと同じ車両に乗り合わせた。伊東さんが、隣に座ったそ
     の内の一人から話を聞き出している。それによると、彼女等は福
     知山線川西池田から尼崎までの切符二四〇円を買って、私達と同
     じコースを取ってきたらしい。帰りは、柘植から木津、学研都市
     線〜東西線と乗り継いで尼崎で下車するという。箕面の人達なの

     で、それからどう帰るのか私は余計な心配をする。

     柘植には十五時四分に着いた。亀岡からの加茂行きの列車は柘
     植を十五時一二分に出た。一両の小さな車両なので、座席は一杯
     となる。空がにわかに曇り、外は雨が降ってきた。加茂には、十
     五時五九分に着く。一六時〇七分加茂発奈良行きに乗り換え、奈
     良に一六時二一分に着いた。同じプラットホームからすぐに快速
     大阪行きが出る。これが旅の最後の列車である。天王寺から環状
     線を西回りに進み、一七時一〇分、大阪駅一つ手前の福島駅に着
     いた。ここで、朝大阪駅で買った一二〇円の切符を自動改札にい
     れてこの旅を終えた。
     シルバー人材センター仲間のささやかながらも、楽しい一日の
     旅であった。
       これを真似て、清水さんを団長に、うちのダンナも加わって、
       2度目が、敢行されました。

       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
       多喜 晴代
       haruyo@ops.dti.ne.jp
       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

     12月のOff 会のAfter で話しを持ち出したところ、大塩さんが塩津で時間
     待ち中に駅を抜け出し、買い物をした話しなどいろいろなエピソードを楽しそうに
     話してくれるのです。
     これで決定しました。


     資料2 同行者を募る許可をお願いするメール
                              04/12/20
     12月Off 会のあと、大雑把に計画をまとめて田村幹事にお伺いをしました。
     早速快諾のご連絡をいただきました。
                            e-silver 幹事
                            田村昇三 様
                             from
                             e-silver 木野晋良 ekinoson
                             ispkino@poem.ocn.ne.jp


     12 月Off 会はよい勉強になりました。
     またAfter も大いに飲みかつ喋りたいへん愉快でした。
     誠に有難うございました。
     以前、120円の旅についてメールが投稿され、以来
     一度挑戦してみたいと願っておりました。酒の勢いも
     手伝って「120円の旅に行きたい!」と絶叫してしまったところ
     「計画せエ!」
     「西だア!」、「何処でもえエッ」
     「田村幹事に相談しろ!」 などご意見がありましたので
     早速おおまかに計画を纏めました。

     以下3案のうちご希望の多い計画を実行したいと思います。
     同行の士を募っても宜しいでしょうか。ご検討お願いします。

     計画案 1
      加古川線が12月19日電化されました。今が旬の路線です。
      予定日程 17年1月23日(日)または1月30日(日)
      JR 西宮(出発)・・・加古川・・・谷川・・・尼崎・・・JR 甲子園口(終点)
      所要時間 am10:02出発、pm3:29尼崎着 約6時間

     計画案 2
      前回走破したコース。厳冬の湖北を雪見します。
      予定日程 17年2月の日曜日
      JR 大阪(出発)・・・山科・・・近江今津・・・塩津・・・・長浜・・・草津・・
      ・・柘植・・・加茂・・・奈良・・・天王寺・・・環状線福島(終点)
      所要時間 am10:12出発、pm5:13福島着 約8時間
      逆走でも所要時間はほぼ同じです。今津〜塩津間の便数が少ないため
      延着によって計画が頓挫し、実害が生じる可能性があります。

     計画案 3
      沿線の花見を楽しみます
      予定日程 17年4月8日ごろ
      JR 大阪駅(出発)・・・天王寺・・・和歌山・・・橋本・・・高田・・・桜井・・
      奈良・・・木津・・・松井山手・・・京橋・・・北新地(終点)
      所要時間 am9:55出発、pm4:30北新地着 約7時間
      和歌山〜奈良間が約3時間と長くショートカットして天王寺・・・高田・・・
      奈良 もありそうです。

                                 以上

               ----------|・e-silver・|----------|
                 木野晋良 ekinoson
                 ispkino@poem.ocn.ne.jp

      資料3 同行者を募るメール
                        2005/1/15
      生来のグズ、年末年始をゆっくりしていたら新年会で話題になって大塩さんから催
      促のメールが飛んできました。
      計画書の下準備はしていたが、いつ決行したものやら決断がつかず迷っていました。
      就業先から土曜日に代休をもらえるので1月29日を第一に考えてよう。
      雪が無ければ雪見旅の看板を降ろさなくてはならないので予備日も設定しよう。

      早速反応がありました。曰く
      1月29日は金曜日と違うよ。土曜日だ。
      金曜日に行くのか。土曜日に行くのかはっきりせい。
      時刻表は見難い。
      待ち合わせ場所は考え直せ。
      ほかいろいろとお叱りを沢山。

     以下木野発120円の旅 同行者を募るメール
      120円の旅にご一緒して下さいませんか
      昨年120円の旅のことをはじめて知って、大急ぎで時刻表を繰ってみますと、ナンとし
      たことかいままで一度も乗ったことがない路線がいっぱいあるではありませんか。いつでも
      行けそうで行けない所があるものだ。すぐにも出かけようと時間を調べるとこれがなかなか
      一筋縄ではいきそうにありません。12月のアフターで酔いの勢いを借りて「120円の旅
      に行きたい!!」と叫んだところ、楽しかったお話しをいろいろと聞かせて下さりいよいよ行
      きたい気持ちが募っています。1人で行くのも退屈しそうだし、途中で挫けてしまいトホホ
      の結末になりそうだし。ここはe-silver の会員でご一緒して下さる方を募集するに如かずと
      決めご案内を差し上げました。
              2005/1/15 木野晋良 ispkino@poem.ocn.ne.jp


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