中 国 山 地 の 旅 (3) | |
石見銀山は、島根県大田市にあり、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山である。当時世界の銀の3割を産出したとか。大森の町並みは約800メートル。身分や職種による町割りがなされず民家、商家、武家、旅館、寺などが混在している変化に富んだ町並みが特色である。2007年アジアでは鉱山遺跡とし
て世界遺産に登録された。
我々が行った時は、写真で見るように人気のない静かで落ち着いた町並みの姿をみせてくれた。特にベンガラ色の壁は私の心に響くものがあった。
ここも震災の影響がでているのか、雨であるからツアーがキャンセルされることはないと思う。銀製品を加工している店を見つけた。家内と娘のお土産として銀製品を探すが、種類が多く決めれそうもない。お店の人に年齢を言ってさがしもらうが、迷えばきりがないことから、これと思うものを買って帰った。
買ったものを娘はすぐ気に入ってくれ、身に着けてくれたことは、私としてはうれしかった。
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この後は、今夜の宿である三瓶山にあるホテルに向かう。途中は山の中を走る道で、赤銅色の石州瓦を敷いた美しい家、落ち着いた棚田風景を見ながら、車を進めた。
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石見銀山のスライドショーを見る | |
島根のほぼ真ん中にそびえ立つ三瓶山は男三瓶、女三瓶、子三瓶、孫三瓶が環状に連なっている山で、この三瓶山に食事処のお姉さんが薦めてくれた「巨大地底林」があるというがすごい雨のため、周囲の散策、「巨大地底林」の見学も中止し、一刻も早く平地の方へ非難する。
今日は先ず須佐神社へ進む。この社は「出雲国風土記」にも登場し、オロチ退治で有名な須佐之男命
ゆかりの神社の中で、唯一御魂を祭る由緒正しい古社である。
テレビや雑誌などで日本一のパワースポットと紹介され、にわかに注目を集め始めているという情報を知ってか、相棒が先ず行きたかったのはここである。規模は小さく、どこにでもありそうな神社であった。 |
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この後、相棒が是非行きたいと言っていた出雲大社ではあるが、途中にある私が行ってみたいところの屋敷林がある風景を求めて車を走らせる。
屋敷林は、日本海に面した北西側に大きな壁のように植えられ、屋敷を風から守っている。使われるのは,黒松の木で、この松の刈り方も。反りのはいった出雲大社の屋根を醸しだす力強い美しさを出し、出雲地方に住む人の美意識の高さが伺える。 屋敷林がある場所では、降り続く雨の影響か、湖の中に家があるという感じで、田んぼの中の水嵩が多くなって、田植えは終わっていると思われるが稲の姿は見られない。
大昔に車窓から見えた沢山の屋敷林は今は少なくなり、寂みしさを感じる。それにしても台風並みの雨の中での撮影で、ほとんどが車からの撮影となる。晴れていれば、周囲を歩いて散策するのであるが、今日は無理である。写真撮影はほどほどにして出雲大社へ向かう。
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