南阿蘇トレッキング紀行(3)


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今夜の宿は噴火する阿蘇山へのメインロード沿いにあるペンションである。ペンションは20年と古いが、静かな場所にある。夫婦で経営され、旦那は写真が好きで、壁には沢山の写真が飾られている。
このペンションの近くには、民営の温泉があるため、食事前に出かける。この温泉では観光客は少なく、近場に住んでおられる人がほとんどのようである。
温泉で、今日一日の疲れを癒し、夕食に着く。夕食はペンション独得の食事が出て、リピーターの数を増やす工夫された美味しい食事が出された。
食後は旦那な撮られた写真を見せてもらい、写真談義がはじまった。そこで明日の写真スポットを教えてもらい、床に着く。
起床は4時半ごろで、暗いが教えてもらった近くの俵山へ出発する。俵山は南阿蘇の田園風景を望むことが出きるところであり、また風車銀座と呼ばれるほどの沢山の風車があるところでもある。頂上近くに行くとなるほど沢山の風車が乱立されている。このような風景は初めてである。
 
俵山の頂上からは、南阿蘇の田園風景が広がり、すばらしい。阿蘇からの日の出を期待したが、雲が多く期待外れとなった。
朝食までには、まだ時間があるため、頂上から見た水田を見に行く。朝の水田は朝日があたり美しい。しかし、なかなか思うような写真はとれない。
 
朝食後、今日の目的地である高千穂へ向かう。高千穂へは30km程度の距離で近い。ここで、ひとまず南阿蘇とはお別れである。途中の山越えで南阿蘇村がよく見える。
私の高千穂のイメージは静かな神秘的なところと思っていたが、町に入ると普通の町で私のイメージとは程遠い。高千穂峡へ行けば、この悪いイメージも払拭してくれるだろうと思いながら、出かけた。
しかし、高千穂神社にしろ、高千穂峡にしろ、悪いイメージは払拭してくれなかった。高千穂峡をトレッキングしながら、いい雰囲気を味わいたかったが、トレッキングコースは一般の観光客が散策する程度の短いコースしかない。
唯一救いは写真などでよく見る場所ではあるが、高千穂峡ならではの神秘的な所がある。崖で挟まれた薄暗いところに滝が流れ落ちるところである。確かに絵になる場所で、ボートがこれを演出してくれる。
 
高千穂神社の大杉
   

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